夜中に非通知電話が何回もかかってくるのは、電話番号の調査や信用調査、自動音声のアンケートの他、嫌がらせやストーカー行為、詐欺目的の場合もあります。
良くないものが多いので、基本的には電話に出なくても良いです。
今回は、夜中にかかってくる非通知電話について、もし電話に出てしまったときの注意点や、怖い時の対処法など、詳しくお話していきます。
夜中の非通知電話は何が目的?

夜中にかかってくる非通知電話の目的は、以下のものが考えられます。
- 電話番号を調査するため
- 信用調査のため
- 自動音声のアンケートのため
- 嫌がらせ、ストーカー行為
- 詐欺目的
電話番号を調査するため
電話番号の調査とは、「この電話番号が現在使われているかどうか」を調査することです。
これはコンピュータを使用し自動発信でかけられており、電話に出ても「ピー」という音が聞こえるのみです。
電話番号が使われていることを確認されると、業者に情報を販売します。
夜中に電話をかけるのは、通話料がかかるためです。
電話が通じた瞬間から通話料が発生しているので、あえて電話を取られやすい昼でなく、夜中にかけるよう設定されています。
信用調査のため
信用調査のための電話の場合もあります。
信用調査とは、顧客がきちんと返済能力があるかどうか、銀行やクレジット会社が調査をすることです。
調査は委託されているので、実際の調査は調査会社が行っています。
数か月に一度、非通知電話で電話をかけるのが調査の方法です。
きちんと電話が使用できているか、「電話番号が変わっている」「電話料金が払えず使えていない」などの情報を、銀行やクレジット会社に報告します。
自動音声のアンケートのため
自動音声のアンケートの場合、年齢や郵便番号などを自動音声で聞かれます。
「大したことは答えていないから・・・」と思っていても、電話番号とセットでリストにされてしまう可能性もあります。
答えてしまうと、思っている以上に個人情報を与えてしまう可能性があるので、注意しましょう。
嫌がらせ、ストーカー行為
嫌がらせやストーカー行為で、夜中に非通知電話を繰り返すこともあります。
この場合、時間を問わず非通知電話がかかってきて、電話に出るとすぐに切れてしまったり無言だったり、とにかく相手を困らせるためにかけています。
詐欺目的
詐欺目的の可能性もあります。
特に固定電話の場合は、在宅しているかどうかの確認も含んでおり、空き巣やオレオレ詐欺などの下調べの可能性もあります。
夜中にワン切りじゃない長い非通知電話は何?

夜中の非通知電話で、ワン切りでないものは、
- 自動音声のアンケート
- 嫌がらせやストーカー行為
- 詐欺目的
この3つが考えられます。
電話番号の確認や信用調査は、通話の必要がないため、ワン切りのことが多いです。
つまり、ワン切りでない場合は、それ以外の3つになります。
どれもよくないものだとわかりますね・・・。
「基本的に夜中の非通知電話は無視して良い」と思いましょう。
非通知電話に出てしまった時の注意点

夜中の非通知電話は無視して良いですが、もしうっかり非通知電話に出てしまった時は、以下のことに注意しましょう。
声を出さない
電話に出てしまっても、声を出さず、相手が話し始めるのを待ちましょう。
声を出してしまうと、声で性別や年齢などの情報を相手に与えてしまうことになります。
うっかり名前を名乗って電話に出てしまうと、名前まで相手に知られてしまいます。
声を出さなければ、「この電話番号が現在使用されている」ということは知られてしまいますが、それ以上の情報は与えずに済みますよ。
何も答えずに切る
もし電話に出てしまったら、何も答えずにすぐに電話を切ってしまうのが一番です。
質問に答えると、どんどん相手に情報を伝えることになってしまいます。
もし相手が気になるという場合は、何も答えずに話を聞いてみましょう。
もしかすると、身内や知り合いからの電話かもしれません。
コンピュータが自動発信している場合は、音声を聞けばすぐにわかります。
もし人の声であれば、内容を聞いてみて、少しでも怪しいと思えばその時点で電話を切りましょう。
夜中の非通知電話への対処方法

夜中の非通知電話の対策は、
- 非通知電話を拒否設定する
- 留守番電話設定にする
- おやすみモードにする
この3つです。
非通知電話を拒否設定する
非通知電話の拒否設定とは、「番号を通知しておかけ直しください」などのアナウンスをすることです。
ドコモ、au、ソフトバンクのサービス内容や設定方法については、以下の記事で紹介しています。

留守番電話設定にする
留守番電話設定にしておくのも対策のひとつです。
本当に必要な用件であれば、相手は留守電にメッセージを残しておくでしょう。
残っているメッセージが不審なものだったり、メッセージ自体が残っていない場合は、出る必要のない電話だと判断できます。
主なキャリアのサービスは以下の通りです。
それぞれオプションで料金が必要ですが、夜中の非通知電話に悩まされている場合は、利用を考えてもよいと思います。
おやすみモードにする
着信の通知が気になるという人は、おやすみモードに設定するのもひとつです。
ただし、非通知以外の他の着信もすべて通知されないので注意しましょう。
iPhoneは「集中モード」からおやすみモードの設定ができます。
Androidは「おやすみ時間」のスケジュール設定をすることでおやすみ時間モードが利用できます。
まとめ
夜中に何度もかかってくる非通知電話は、基本的に良くないものばかりなので、出る必要はないです。
非通知の着信拒否や留守番電話サービス、おやすみモードなどで対策しましょう。
対策をしていてもあまりにしつこい場合は、電話番号の変更なども検討するとよいと思います。
精神的なストレスが大きい場合、警察への相談も考えましょう。