七夕って言われると、とりあえず小さい頃は『短冊に願い事を書いていい日』と思ってました。
大人になった今は、笹や七夕飾りを見かけると、「もうすぐ七夕かぁ」と思うくらいで何かするというのはなくなってきましたね。
私の家の近所ではやっていないですが、地域によっては例年七夕のお祭りをやってるところもありますよね。
私も遠目にですが、仙台の七夕祭りの飾りを見たことがあります。
それも今年は難しく、七夕イベントが中止という情報がけっこうあります。
そこで今回は、
・七夕って何をするの?家族で楽しむ七夕
・七夕って祝う日が違うの?2020年の七夕はいつ?
・七夕ってどんな行事だっけ?子供に伝えたいこと
をお話ししていきたいと思います!
七夕って家で何するの?家族での楽しみ方
今年の七夕はどう過ごしますか?
「外出はちょっとなぁ…」ということで、自宅での楽しみ方を見つけるのもいいですよね?
そんな、家で家族と楽しむ七夕♪
例えば、
≪七夕飾りで家をデコレーション≫
七夕の時期になると、本物の笹を売っているので今年は飾るのもいいですよね。
「ただ本物は、その後の始末が…」と思うなら、造花もありますよ!
造花なら、収納して来年以降も使えます。
そこに七夕飾りを作って飾るのがいつもの七夕ですよね。
今年は、さらにひと手間加えてみませんか?
ガーランドにしてみたり、吊るし雛のようにしてみるのも可愛いですよ!
部屋にポイントポイントで飾ると部屋全体が、THE七夕!になります。
七夕飾りはそれぞれに意味があるので、お願いしたい意味の七夕飾りを作ってみるのもいいですよね。
吹き流し・・・健康長寿
星飾り・・・願いを星が叶えてくれますように
輪飾り・・・願いが続くように
提灯・・・明るく、心も照らしてくれますように
紙衣・・・紙衣が代わりとなって、無病息災でいれますように などなど。
≪七夕の行事食を食べる≫
夏になると、ツルっと食べれる「そうめん」ですが、七夕の行事食なんですよ!
行事食は、雛祭りで食べるちらし寿司や端午の節句で食べる柏餅のことです。
そもそもなんでそうめんかと言うと、中国の七夕の行事食である「索餅(さくへい)」は、そうめんの原型なんです。
むかし、ある帝の子供が亡くなりました。
子供の霊は、悪い霊になってしまい熱病を流行らせるようになってしまいます。
そこで帝は、子供が好きだった索餅を備え、鎮まってくれるように祈ると熱病が治まります。
このことから、『七夕に索餅を食べるとその1年無病息災に暮らせる』ということで、食べられるようになり日本にも伝わります。
今年の七夕は、お家でそうめん!
もし、道具があるなら流しそうめんもいいですね♪
《食事やスイーツを七夕テイストに》
せっかくのお家にいる時間が長くなっているので、一手間かけて家族で七夕テイストの盛り付けをして食べてみませんか?
七夕テイストに必須なのは、クッキーとかで使う星型、リボン型も可愛いかも!
これで、パプリカやハムで型に抜いて笹に見立てて斜め切りしたアスパラと一緒にそうめんの上へ盛り付けると、いい感じに七夕になります!
牛乳とオレンジジュースとか色つきのジュースでゼリーを作って星型に抜いて、フルーツポンチにいれてもいいですね。
型抜きは簡単なので、お子さんもパパやママと一緒に作れます。
2020年の七夕はいつ?日本と中国では違う?
七夕はもともと、中国が起源の節句の1つです。
日本では、七夕というと7月7日で固定されてますよね。
でも、本場中国では旧暦の7月7日にお祝いをします。
つまり、固定された日ではないんです。
2020年の旧暦の7月7日は8月25日。
今年は7月7日と8月25日の両方で、七夕を2度楽しむのも面白いですね。
中国には乞巧奠(きこうでん)という旧暦の7月7日に、7本の針に糸を通してお裁縫の上達を願う行事がありました。
この乞巧奠が、機織りの神様である織姫の話と合体して七夕へと変化していきます。
そして、日本にも伝わり日本のもともとの豊作祈願の神事と融合しました。
七夕が朝廷の神事になり、だんだんと庶民へと伝わり、現在の日本の七夕へとなっていきます。
また、現代の日本と中国では、七夕の意味が違ってきているんです。
もともとは、機織りの神様である織姫にちなみ「裁縫の上達を祈る日」でした。
日本では、裁縫に限らずいろいろなことを願うように変化していますよね。
一方の本場、中国ではバレンタインデーになってるんです!
もちろん2月14日のバレンタインデーもやりますよ。
七夕のバレンタインは、男性が女性に花を贈るイベントになっていますね。
このころになると、あちこちで七夕用の花束やブーケが売り出されるそうです。
だいぶ、日本の七夕と違ってますね・・・。
そもそも七夕とはどんな行事?子供に伝えたいこと
七夕がどんな行事か、すごーく簡単に言うと『願い事をする日』です。
どんな願い事かというと、『お裁縫が上達しますように』って願います。
そもそも、七夕伝説ってどんなお話だったか覚えてますか? ちょっと、おさらいです。
その昔、神様の娘に織姫という機織りが上手な働き者がいて、神様たちの服も作っていました。
お父さんの神様はそんな織姫のために、結婚相手を探すことにしました。
そして見つけた彦星はしっかり者で、神様も気に入り彼こそが織姫にふさわしいと思います。
こうして、神様の引き合わせによって2人は結婚します。うん、お見合い結婚ですね。
お見合い結婚でしたが、とても仲が良く幸せに暮らし始めます。
ところが、2人とも好きすぎて一時もお互いのそばを離れたくなくなり、遊びほうけてしまいます。
織姫が仕事をしなくなったので、神様たちの服が作られなくなり、服がボロボロに…。
彦星が牛の世話をしなくなったので、牛たちが病気に…。
いろいろなところから、2人のことについて言われ現状を知ったお父さん神様は怒ります!
2人には罰として、天の川の両岸でそれぞれ離れて暮らさせることにしました。
でも、引き離されたことがショックで結局仕事しません!みかねた神様は、真面目に頑張って働けば1年に1回会えるように約束してくれました。
この七夕伝説の教訓は3つ
①やらなければならないことを疎かにしていると、大切な物や人を取り上げられてしまう。
②たとえ失敗をしてしまったとしても、その後頑張ればいい事がある。
③強く願い続ければ、いずれは叶う。
まとめ
今年の七夕を、自宅で楽しく過ごすことをテーマにお話してきました。まとめてみます!
七夕飾りを笹に吊るすだけでなく、ガーランドや吊るし雛風に七夕飾りを家全体に飾ってTHE七夕!な家に飾り付け♪
行事食のそうめんを、星型に抜いたパプリカやハム、笹に見立てたアスパラで盛り付けを七夕テイストにしてみませんか?
牛乳とフルーツジュースで作ったゼリーを星型に抜いたりして、フルーツポンチに入れてみたり。型抜きならお子さんでも簡単にできるので、パパやママと一緒に作れますね。
七夕は日本では7月7日、中国では2020年は8月25日。七夕ができるチャンスが2回ある!!
七夕はそもそも、願い事をする日で、もともとは裁縫の上達を願う日です。
七夕伝説の教訓は、
やらなきゃいけないことはやろう!!
失敗しても、頑張ればいい事がある!
強く願えば、いずれは叶います。
ちなみに、インテリアショップなどでは壁に貼れるシールの笹バージョンがあるので、それを壁に貼って七夕飾りもその周りに飾るのもいいですよね♪
今年の七夕はお家時間をいかして、いつもよりひと手間かけた七夕にしようと思います!
七夕をお家で過ごすためのお役に立てたら嬉しいです。
お読みいただきありがとうございました。