槽洗浄を途中でやめるためには、一時停止を行い電源を落とし最後に汚れを洗い流すという手順で行うことができます。
洗濯機の槽洗浄は10時間以上と時間が長くかかることから、どうしても中断したい時がありますよね。
今回は槽洗浄を途中でやめる方法や、実際に中断しても効果はあるのか、槽洗浄をしないとどうなるのかなどを徹底解説します。
洗濯機の槽洗浄を途中でやめるには(パナソニック・アクア・ハイセンス)

洗濯機の槽洗浄を途中で止めるための動作は、基本的にどのメーカーの洗濯機であれほぼ同じです。
基本的な動作は以下の通り。
- 一時停止ボタンを押す。
- 電源を落とす。
- 電源を入れ直す。
- すすぎと脱水を選び、汚れを洗い流す。
パナソニック・アクア・ハイセンスに関しても、上記の方法で基本的に槽洗浄の中断が可能です。
パナソニック
パナソニックの洗濯機の槽洗浄は、基本的には下記の方法で中断が可能です。
- 一時停止ボタンを押す。
- 電源を落とす。
- 電源を入れ直す。
- すすぎと脱水を選び、汚れを洗い流す。
機種によって異なる場合もあるため、上の方法でできなかった場合には取り扱い説明書をチェックしましょう。
ちなみにパナソニックの洗濯機は、機種によって3時間コースや6時間コース、また洗濯後に毎回1分程度で自動的に槽洗浄ができる「自動洗浄」など短い時間で槽洗浄ができるものもあります。
詳しくは取り扱い説明書を読んでみてくださいね。
アクア
アクアの洗濯機も一時停止して、電源を落としてから入れ直し、濯ぎと脱水を選ぶという基本的な操作で中断が可能です。
こちらも他の洗濯機同様、機種の説明書を確認し正しく操作を行ないましょう。
ハイセンス
ハイセンスの洗濯機の場合も、上記でご説明した方法で中断が可能です。
ハイセンスは、槽洗浄の時間が12時間と若干他のメーカーのものよりも長めなのが特徴なようです。
途中で止まっているように見えますが、放っておいてタイマーの表示時間が減っていたら槽洗浄がされている証拠ですので、確認してみてくださいね。
終わらないのはなぜ?そもそも何時間かかるのか

槽洗浄はどのメーカーの洗濯機でも、大体の場合は10時間以上かかります。
その10時間の間、洗濯機は活発に運転するわけではなく、ほとんどの時間が停止した状態です。
時間が思ったよりかかる点や停止している点から不安になる方もいると思いますが、洗濯機の槽内についた汚れをつけ置きの状態にすることで浮かせている状態なので心配ありません。
雨の日など1日お洗濯をしない日や寝ている間などに行うのがお勧めです。
槽洗浄を途中で止めると問題あり?

槽洗浄を短時間で止めてしまうのは、はっきり言ってあまり効果がありません。
槽洗浄は基本的に10時間以上かかるもので、その時間は実は汚れを浮かせている時間がほとんどです。
そのため、短時間で槽洗浄を中断してしまうと、汚れがこびりついて浮かないままの状態ということになりあまり効果がありません。
槽洗浄を行うと決めた際は一日洗濯の予定がない日を選び、中断はなるべく控えましょう。
槽洗浄のとき何も入れないのはダメ?専用洗剤は必要か

専用洗剤を入れずに水だけで洗浄を行った場合でも、取れやすい汚れは落ちます。
長い間洗濯槽のお掃除を行なっていない場合などは汚れがたくさんこびりついている可能性があり、パイプの詰まりの原因にもなるので洗剤を入れずに何度か水だけで槽洗浄を行うのが吉。
槽洗浄の際にお勧めの洗剤
- 塩素系漂白剤(洗濯槽用塩素系漂白剤・防食剤配合塩素系漂白剤・衣類用塩素系漂白剤など)
- 酸素系漂白剤
- 重曹
塩素系漂白剤は洗浄力が強い上に汚れを分解してくれるため、汚れを掬い取る手間も省けますが、塩素の匂いが若干きつく肌への刺激も少し強めなのが特徴。
一方酸素系漂白剤は、塩素系のものに比べると洗浄力は劣りますが、カビや汚れをしっかり綺麗にしてくれ、塩素系に比べると肌にも優しいです。
しかし、塩素系と違って汚れの分解はしてくれないので、洗浄後に汚れを自分で掬い取る必要があります。
肌が弱い方や小さなお子様がいらっしゃる方は、肌に優しい重曹を使用することをお勧めします。
また台所用漂白剤は、泡が発生し過ぎて故障の原因にもなりかねないので使用を控えてください。
ドラム式洗濯機に使用可能なものや、つけ置きが可能なものなどいろいろな種類がありますので、詳しくは洗剤のパッケージをよく読んでみてくださいね。
したことない?!槽洗浄しないとどうなる

実は洗濯機は定期的に掃除をしないと、洗剤の溶け残りや汚れなどが蓄積されてへばりつき、最終的にはカビになります。
そしてそのカビや汚れが、せっかく綺麗に洗おうとした衣類に付着してしまうんです。
洗濯機は洗剤と水を使用するし、一見汚れも目立たないので定期的にお掃除をされない方もいるかもしれませんが、汚れた洗濯機で衣類を洗浄すると余計に衣類を汚しかねません。
できれば月に1回、難しければ3ヶ月に1回は洗濯槽の洗浄を行いましょう。
槽洗浄以外にも、以下のことに気をつけるとカビを防ぐことができます。
- 使用しない際には洗濯機の蓋を開けておく。
- 洗い物は洗濯をする直前に洗濯機に入れる。
- ドラム式洗濯機の乾燥機能を週に2〜3回程度利用する。
- 洗剤の量は使用量を守る。
- 洗剤のラベルに「すすぎ2回」と記載があれば、節約したくても回数を守る。
とにかく洗濯機の中は湿気や汚れがつかない状態にすること、また洗剤の分量や決まりを守ることが大事です。
衣類を清潔に保つためにも、普段から洗濯槽がカビないように定期的なお掃除を心がけましょう!