スマホを含めた携帯電話の使用年数は平均4.6年で、5年以上使用している人もいます。
ただ、スマホ本体よりもバッテリーの方が寿命が早く、1年半~2年程度です。
バッテリーの劣化や、最新のOSにアップデートできなくなることが、スマホの寿命の兆候です。
今日は、スマホを5年以上使えるのか、スマホの寿命の兆候や長く使えるコツ、お得な買い替えのタイミングについて、詳しくお話していきます。
スマホは5年以上使える?寿命は何年

スマホの寿命は、使用方法によって変わりますが、だいたい3~4年程度です。
実際、内閣府で行われた消費動向調査では、スマホを含めた携帯電話の使用年数は4.6年で、年々伸びてきています。
買い替え理由は、「上位機種への変更」が最も多く、次に多い「故障」も3分の1程度を占めています。
スマホ本体の寿命は3~4年程度ですが、バッテリーの寿命は1年半~2年程度と言われていて、スマホよりもバッテリーの寿命が短いです。
バッテリーの寿命が来た場合は、バッテリー交換を行うと、新品同様に使えることもあります。
また、Appleの公式サイトには以下のように記されています。
iOS、iPadOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年とするモデルを採用しています。ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く、多くの場合最初の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます。
環境-よくある質問-Apple
つまり、「公式では耐用年数は3年と想定しているが、ほとんどはそれより長く使用されている」ということです。
スマホが寿命を迎える兆候とは

スマホが寿命を迎える兆候は、大きく分けて3つあります。
動作が重くなる、アプリが勝手に落ちる
アプリの起動に時間がかかったり、アプリが勝手に落ちるのもスマホの寿命のサインです。
アプリはアップデートを繰り返しており、アプリが推奨する環境を、スマホが満たしていない場合があります。
バッテリーが劣化している
バッテリーが劣化しているときの症状は、以下のものがあります。
- 電池の減りが早い
- バッテリーが膨張している
- バッテリーが頻繁に熱くなる
- 充電にかかる時間が長くなる
- 勝手に電源が落ちる
バッテリーが劣化すると、充電の減りが早くなります。
スマホの充電を繰り返すとバッテリーは多少劣化していきますが、異様に充電の減りが早いのは、バッテリーの寿命のせいかもしれません。
特に気温の低い場所では充電の減りが早くなるので、気にしてみてください。
OSがインストールできない
スマホ自体の異変だけでなく、OSの寿命も大切です。
近年の動向を見ると、iPhoneは約5年、Androidは約4年でサポートが終了しています。
古いOSを使い続けると、最新のアプリに更新できなかったり、ウイルスに感染しやすくなるなど、セキュリティ面でもリスクが出てきます。
最新のOSをインストールできなくなったときは、スマホの寿命が来たと思ってよいでしょう。
スマホを長く使うコツ

スマホを長く使うためには、バッテリーの劣化を防ぐことと、本体に衝撃を与えないことが大切です。
バッテリーの劣化に注意する
バッテリーを劣化させないための注意点は、以下の通りです。
- 充電器をさしっぱなしにしない
- 充電がなくなる前に充電する
- 充電器をさしながらスマホを使用しない
- 使っていない通信機能(GPS,Wi-Fi,Bluetoothなど)はOFFにしておく
- 電波が弱い場所では使用を控える
充電が終わっているのに充電器をさしっぱなしにする「過充電」や、充電がなくなった状態で放置する「過放電」で、バッテリーの寿命が短くなる可能性があります。
また、充電しながらのスマホ操作は、充電と放電を繰り返すため、バッテリーにかかる負荷が大きいです。
バッテリーは消耗品なので、普通に使用していても時間と共に劣化し、リチウムイオンバッテリーの場合、約500回充電をすると、電池持ちは50~70%に低下すると言われています。
少しでもバッテリーを劣化させないように、使用方法を見直しましょう。
スマホに衝撃を与えない
水に濡らさない、落とさないなど、外部からの衝撃にも注意しましょう。
スマホケースに入れたり、画面保護シールを貼るなどして、スマホを保護しておくのもおすすめです。
極端な暑さ・寒さ・温度変化を避ける
スマホやバッテリーは精密機器なので、使用する環境にも注意しましょう。
特に高温には注意が必要なので、直射日光や日の当たる場所、夏場の車内や火の近くに置くのは控えましょう。
スマホの買い替え時期はいつがお得?

スマホの買い替えは、いつでも可能ですが、中でもお得なタイミングがいくつかあります。
- キャンペーンをしているタイミング
- 機種変更プログラムが使えるタイミング
- 料金プランを見直すタイミング
以前は解約手数料が必要で、手数料が不要になる「更新月」の解約がお得でしたが、現在はそのようなシステムはありません。
キャリアでキャンペーンをしているタイミング
キャリアのキャンペーンのタイミングで買い替えると、キャンペーンの内容によっては、数万円ほどお得に購入できるかもしれません。
特にキャンペーンが多くお得な時期は、以下の通りです。
- 年末年始
- 3~4月の新生活の時期
- iPhoneの新製品が販売される9月
- クリスマス
できるだけこの時期に合わせて買い替えるのがおすすめです。
料金プランを見直すタイミング
料金プランを見直すタイミングは、スマホの買い替えのチャンスです。
現在のプランが割高に感じていたり、スマホの利用方法に変化がある場合、プラン変更と機種変更を一緒に行う方法と、キャリアを乗り換える方法があります。
キャリアの乗り換えでは、キャリアによっては他社からの乗り換えで機種代や月額料金が割引になるプランもあります。
機種変更プログラムが使えるタイミング
機種変更プログラムを利用している場合は、プログラムを使えるタイミングで買い替えるのがお得です。
各キャリアの機種変更プログラムは以下の通りです。
キャリア | プログラムの名称 |
---|---|
ドコモ | いつでもカエドキプログラム |
au | スマホトクするプログラム |
ソフトバンク | 新トクするサポート |
楽天モバイル | iPhoneアップグレードプログラム |
キャリアによって詳しい内容は異なりますが、24回払いでスマホを購入し、23回目の振込の後にスマホを返却すると、それ以降の24回以降の振込が免除されるというシステムです。
タイミングが来れば、できるだけすぐに買い替えるとお得になります。
ただし、スマホ本体の返却が条件になりますので、本体を手放したくない場合は注意しましょう。
まとめ
最後にまとめです。
スマホは、使用方法によっては5年以上使用することも可能ですが、
- バッテリー交換が必要になる可能性がある
- AppleやAndroidの想定使用年数を超えている
- 4~5年で最新のOSのインストールができなくなることが多く、セキュリティ面やアプリの快適度は下がってしまう
ということを踏まえると、あまりおすすめはできません。
お得なキャンペーンなどの時期に買い替えれば、負担も少なくなります。
できるだけ安全に快適に使用できるように、使用方法にも注意しましょう。