梅雨の時期や冬場など、洗濯物が乾きにくい時に、乾燥機は大変重宝しますよね。
それに、コインランドリ―を使えばお家で乾かすよりも多くの洗濯物をさばくことができ、かなり心強い存在です。
しかし、うっかり大事な服まで一緒に乾燥機にかけてしまい、再びお目にかかった時には誰の…??ってくらい、縮んでいた経験をされた方も、いらっしゃるかもしれませんね。
もちろん私もお気に入りのニットでありました。。
あれ、すごくへこみますよね。
ここでは、コインランドリーの乾燥機で洗濯物が縮む理由と縮みやすいもの、またその反対に使用しても大丈夫なものを紹介していこうと思います。
コインランドリーの乾燥機で洗濯物が縮む理由
まずは、コインランドリ―の乾燥機を使うと縮むのはなぜなのか、その理由を見ていきたいと思います。
洗濯物が縮む理由は、大きく分けると2つあります。
1.衣類に使用されている繊維が縮む。
2.生地の織り方によって、短縮してしまう。(ギュっと目が詰まる)
いずれにしても、繊維が縮むということですね。
縮む原因になるのは脱水と乾燥後の冷却
洗濯の工程の中で繊維の縮みに最も影響を及ぼしているのは、脱水、と、乾燥終了時の冷却、なんです!!
通常の洗濯の手順を並べてみると
1.洗剤使用にて水洗い。
2.すすぎ。
3.脱水。
さらに乾燥機を使う場合は、ここからさらに、
4.乾燥
5.冷却
が加わります。
なぜ脱水の影響が大きいかというと、水洗い時に繊維が水を大量に吸い込み膨張します。その後、強い力で脱水することによって小さく縮んでしまうんです。
さらにそこから急激な熱での乾燥が加わり網目が詰まります。
そして、最後の冷却によってその縮んだ形を記憶してしまうため、乾燥機の縮み問題が起きるのです。
私は調べるまで、熱が一番良くないと思っていたのですが、違うんですよね。びっくりです。
特にコインランドリーの乾燥機は、家庭のものより高温になっているので、そこから冷えていく間での変化が大きくなります。
例え自宅で使用した際は大丈夫だったとしても、コインランドリーの方では危険なこともあるので注意が必要です。
ちなみに浴室乾燥機では縮まない?か、という点ですが、浴室乾燥機は高温下で強い力を加えながら乾かすのではなく衣服の形をキープして干したままゆっくりと穏やかな熱で乾かすのでダメージが加わりにくく、縮みにくいんです。
コインランドリーで乾燥機にかけてもいいもの、ほぼ確実に縮むもの
では、次は乾燥機にかけても大丈夫なものと、残念ながらほぼ確実に縮んでしまうものを紹介致します。
まず、洗濯表示のタグを確認することが前提ですが、ほとんどのものにタンブラー乾燥禁止、と書かれていると思います。
以下、確実に縮んでしまうものです。
・デリケートな素材のもの(ウール、シルクなど)
・女性用下着、ストッキングなど
・ニット(特に目が粗い物)
・刺繍やプリントが施されているもの
想像できますね、、、
では次に、乾燥機にかけても大丈夫なものです。
・靴下
・綿素材のもの
・タオル
特にタオルは、柔軟剤を使うと乾燥機で乾かした方が、フワッと仕上がるようです。
それと、乾燥機を使う際、乾いたバスタオルを一枚一緒に入れて回すと、時間短縮とカラッと感が増します。私も実践しており、オススメです!!
できるだけ繊維へのダメージを少なくする方法としては、
脱水の時間は短めに、(3~5分程度で十分)
そしてもちろん乾燥時間も短めに
乾燥機だけで完全に乾かしきってしまうのではなく、半~7割渇きくらいにしておくだけでも、後の乾燥時間はぐっと減らせて効果はありますよ。
コインランドリーの乾燥機を使うと縮む?まとめ
上手に利用すれば、とても活躍してくれるコインランドリー。
注意すべき物と、有効的に使うものを見分けて洗濯上手になっていきたいですね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。