常備菜の一つでもあるイモ類。イモ類と言えば、糖質も高くカロリーも高いイメージがありますよね。
そんなイモ類の中でも、長芋は味も淡泊だし健康的な食品のイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
ここでは、
「長芋の糖質はどれくらいある?」
「長芋の栄養とカロリー」
「長芋のダイエット効果とオススメの食べ方」
として、長芋の栄養とダイエットについてお話していきます。
長芋の糖質はどれくらいある?
まず、気を付けておきたい点は、長芋と山芋の違いです。
両者ともスーパーなどでは近くに置かれていることが多いですし、食べ方も似ています。
どちらも生で食べることもでき、とろろとして使われるのは人気だと思います。
この二つはどちらもヤマイモ科ヤマイモ属に入っています。
違いとしては、山芋は日本固有種で、粘り気が強く甘みがあるのに対して、長芋は中国原産で水分量が多く味も淡泊なのです。
従って、これら二つでは糖質やカロリーも全く異なってきますので、注意して下さいね。
では、長芋の糖質はどれくらいでしょうか?
長芋100gあたり12.9gと言われています。
他のイモ類と比較してみましょう。
例えば山芋の代表である大和芋では、100gあたり26.9g、自然薯では25.7gと倍以上にもなります。
その他、じゃがいもでは100gあたり16.3g、さつもいもではなんと29.2gと、さすが糖質が主成分だけあってかなり多く含まれているのが分かります。
長芋をとろろにしたら糖質は?
こうして見てみると、糖質制限として使えるのは長芋のみということになります。
長芋を生で食べる方法の一つとして、「とろろ」があります。とろろかけご飯やお好み焼き粉に混ぜて使う方法など、様々な食べ方がありますよね。
では、とろろにすると糖質は変わるのでしょうか?
結論から言うと、含まれる糖質量自体は変わりません。
しかし、すりおろすことによりネバネバ成分が増加し、血糖の上昇を緩やかにしてくれるので、肥満防止につながるということは考えられます。
とろろは、ダイエットにオススメの食べ方と言えるでしょう。
ただし、とろろかけご飯にした場合、せっかく長芋で糖質を抑えても、そのおいしさのあまりご飯を食べすぎてしまうリスクもあります。
そうなってしまうと逆効果なので、ご飯の量は少なめにしてしっかり噛んで食べましょう!
長芋の栄養とカロリー
次に長芋の栄養素についてです。
淡泊な味ですが、実は栄養素満点な長芋、ここでは特にダイエット効果のある栄養素を紹介していきます。
アミラーゼ
炭水化物のでんぷんを分解する消化酵素です。
アミラーゼは熱に弱いので、生で食べるのがオススメです。
ペクチン
いわゆるネバネバ成分の正体です。
糖やコレステロールの吸収を抑えてくれます。
食物繊維
血糖値の上昇を抑える働きと、さらに排便促進の効果があります。
ビタミンB1
糖質の代謝を助けてくれます。
このように、様々な栄養素が豊富に含まれています。
長芋のカロリーに関しては、100gあたり65calで他のイモ類の約半分に抑えることができます。
その点から見ても、食べすぎなければダイエット効果が期待できる食品と言えるでしょう。
長芋のダイエット効果とおすすめの食べ方
上記のように、長芋に含まれる栄養素により、糖質カットや血糖上昇の抑制、糖分解などによりダイエット効果が見込めそうなことが分かりました。
ここでは、より効果的な食べ方を紹介致します。
上記でもお話した通り、栄養素を生かすのであれば、生ですりおろして食べるのが一番です。
でも、生だとアレルギー症状が心配という方もいらっしゃるかもしれませんね。そのような場合、加熱することで軽減できます。
例えば、ホワイトソースの替わりに使ったり、揚げ物の衣に使用するなどして、糖質を多く含む食材の替わりとして使うことをオススメします。
お好み焼き粉に混ぜると糖質カットになるだけでなく、フワフワの食感がと楽しめますよ。
長芋の糖質は?カロリーや「とろろにしたら変わる?」まとめ
ここでは、長芋の糖質や栄養素、カロリーについてお話してきました。
他のイモ類に比べると圧倒的に糖質やカロリーが少ない長芋、適量を食べることでダイエット効果が期待できそうです。
しかし、いわゆる他のダイエット食品に比べるとカロリーは高めなので、食べすぎには注意して下さいね。
様々な料理に使用して楽しんでみて下さい。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。