「金柑は食べ過ぎると良くない」とよく聞きますが、生の金柑は一日5個、甘露煮などの調理された金柑なら一日2個までならOKだそうです。
手軽に栄養補給ができるとっても体に良い金柑。
でも、食べ過ぎたり胃腸の調子が悪い時に食べてしまうと下痢や口の痺れが出てしまうことも・・・。
今日は、正しく理解して美味しく食べられるように「金柑の食べ方や食べ過ぎた時の症状」などをご紹介致します。
金柑は1日何個までなら食べ過ぎにならない?

金柑の食べ過ぎは、「生の金柑は6個くらい」、「甘露煮などの調理された金柑は3個くらい」だと多すぎます。(こちらは「目安」ですので、大人や子供によっても変わってきます。)
特に「甘露煮などの調理された金柑」は「塩分や糖分を過剰に摂取してしまう」ので、3個くらいまでにしておきましょう。
金柑って小さくて食べる範囲が少ないのに3個までって・・・と正直思いますよね。笑
でも実は、金柑って小さくて食べる範囲が少ないけど、1個でたくさんの栄養が気軽に摂取できちゃうんですよ。
金柑に含まれる成分は「ビタミンC」、「ビタミンE」、「ビタミンP(ヘスペリジン)」、「カルシウム」、「食物繊維」。
あの小ささでここまで栄養が取れるのは、金柑のすごいところではないでしょうか。
栄養も豊富だし、小さくて食べやすい!ということです。
しかも日持ちが「常温だと1週間」、「冷蔵庫なら2・3週間」という優秀な食べ物なんですー!
では次に、「金柑の皮」に含まれる「テレピン」や「シネフリン」についてご紹介致します。
皮に含まれるテレピンやシネフリン、どんなもの?

金柑は皮ごと食べることが多いですが、皮に含まれている「テレピン」や「シネフリン」にはどんな特徴があるのでしょうか。
では、皮に含まれる「テレピン」や「シネフリン」について説明いたします。
テレピン
テレピンは、揮発性のある油分。
金柑を食べ過ぎると口が痺れたりするのは、このテレピンの成分が原因でした。
しかし、210日以上経った金柑にはテレピンは入っていないんだとか。
つまり、完熟している金柑なら口が痺れにくいということなんでしょうか。
金柑以外に、テレピンは「油絵具の濃度の調整をする時に使う溶き油」として使用されることもあるようです。
シネフリン
シネフリンは、ミカン科植物に含まれる酸味成分。
この酸味成分を含む金柑には気管支筋弛緩作用があり、咳止めの効果があります。
よく「金柑」の入った飴とかお店に売っていますよね。
咳止めの効果はもちろん、風邪や喉の炎症を抑える漢方としても使われているので、風邪の引き始めに皮ごと金柑を摂取すると良いみたいですよ。
金柑を食べすぎると下痢をすると言われる理由は?

金柑を食べすぎると下痢をすると言われる理由は、「胃が弱っている時」に「食物繊維を取り過ぎてしまうから」なんです。
金柑に含まれている「食物繊維」は整腸作用があるので便秘改善効果がある一方、胃が弱っている時に食べ過ぎてしまうと食物繊維を取り過ぎてしまい、下痢を起こしてしまう可能性が高くなるんです。
ですので、効果的な金柑の食べ方は「毎日少しずつ食べること」。
気軽に食べられる飴を食べていれば、風邪の予防に良いかもしれませんね。
まとめ

「金柑の食べ方や食べ過ぎた時の症状」などを詳しくご紹介致しました。
まとめます。
・金柑の食べ過ぎは、「生の金柑は6個くらい」、「甘露煮などの調理された金柑は3個くらい」だと多すぎる。(こちらは「目安」ですので、大人や子供によっても変わってきます。)
・皮に含まれる「テレピンは揮発性のある成分で、食べすぎると舌が痺れる症状がでる」。
・「シネフリンはミカン科植物に含まれる酸味成分で、咳止めの効果はもちろん、風邪や喉の炎症を抑える漢方としても使われている」。
・金柑を食べすぎると下痢をすると言われる理由は、「胃が弱っている時」に「食物繊維を取り過ぎてしまうから」。
風邪の予防に心強い金柑ですが、上手にお付き合いをする必要がありそうですね。
寒くなってきた今、金柑で予防対策をするいいきっかけになりますように。
良い金柑ライフを!