ブレンダーは、切る・つぶす・混ぜるなど様々な役割をしてくれる優れものです。
ブレンダーに付属されているアタッチメントに泡だて器があれば、泡だて器の代わりにもなります。
ハンドブレンダーでメレンゲの泡立てや生クリームも作ることができるので、お菓子作りにも大活躍です。
しかし、ハンドブレンダーでメレンゲや生クリームを作る際にはちょっとしたコツがいるんです。
この記事では、ハンドブレンダーでメレンゲを作る際に気を付ける点や、ハンドブレンダーで生クリームをちゃんと作る方法を紹介します。
ブレンダーは泡だて器機能はあるの?ないの?

ブレンダーに泡だて器のアタッチメントが付属されていれば、泡だて器として使えます。
ただ、使う食材によっては思うような泡立てが難しい場合があります。
というのも、ハンドブレンダーは食材をつぶす・砕く・混ぜるという使い方が基本的な機能。
泡だて器のアタッチメントをつければ食材を泡立てることは可能ですが、泡立てたい食材によってはコツを抑えないとしっかり泡立たないので注意が必要です。
そこで、ハンドブレンダーが泡だて器の代わりになる場合とならない場合について説明していきます。
ハンドブレンダ―が泡だて器の代わりになる場合、ならない場合

ハンドブレンダーが泡だて器の代わりになるかならないかは、どのくらいの量を泡立てたいかで決まります。
ハンドブレンダーの泡だて器機能を使うときには、食材を縦長のカップに入れて混ぜます。
これは、ハンドブレンダーが高速回転をしている短いあいだに、食材をまんべんなく混ぜる必要があるから。
高速で混ぜようとするパワーが働くので、素早く食材を循環させなくてはしっかり泡立たないのです。
そのため、ハンドブレンダーが泡だて器の代わりになる場合は、少量を泡立てたいとき。
ならない場合は、大量に泡立てるものを作りたいときです。
どのくらいの量を泡立てたいかで、ハンドブレンダーが泡だて器の代わりになるかならないかが決まるのです。
ハンドブレンダ―でメレンゲはできないの?生クリームの場合は?

ハンドブレンダーでメレンゲを作ることはできます。
縦長のカップがハンドブレンダーの付属品としてある場合は、その中に食材を入れて混ぜます。
ない場合でも縦長のカップや小さくて深めのボウルなどがあれば代用できます。
縦長のカップを使うと適度に空気を巻き込みながら縦に混ぜられるので、しっかり泡立てることができます。
その際、アタッチメントやカップに少量でも油分や水分が付着していないかを確認してから泡立てるのがコツ。
卵は、常温に長く置いておくと激しい温度変化の過程で卵白にコシがなくなってしまうので注意してください。
ハンドブレンダーで生クリームを作ることも可能ですが、ハンドブレンダーはミキサーよりもモーターが強力なため、泡立てられたとしても固すぎてしまうことがあります。
次に紹介するハンドブレンダーで生クリームを作る際のコツを抑えて、もっと上手に活用しちゃいましょう。
ブレンダーで生クリームをちゃんと作る方法はコチラ

ここでは、ブレンダーで生クリームをちゃんと作る方法とそのコツを紹介します。
ブレンダーを使った生クリームの作り方
- 生クリームの脂肪分が少ないと泡立ちにくいので、脂肪分40%以上の生クリームを選ぶ。
- 生クリームを使う直前まで冷蔵庫でしっかり冷やす。心配なら使う道具も冷やしておくとよい。
- 縦長のカップに生クリームと砂糖を入れる。
- 泡だて器のアタッチメントを付けたハンドブレンダーを上下させながら混ぜる。
- 泡立てすぎるとボソボソで固くなってしまうので、様子を見ながら泡立てすぎに気を付ける。
ブレンダーで生クリームを作る時のコツ
- 使う道具に油分や水分がついていないか確認する
- しっかりとした泡立ちを持続させたい場合は、植物由来の食材を粘化する働きのある添加物「ペクチン」を入れて泡立てる。
- レモン汁を少量入れると泡立つまでの時間を短縮できる。長く混ぜすぎると硬くなるので注意する。
以上がハンドブレンダーで生クリームを作る方法とコツです。
ちなみに、植物性のクリームは泡立たないので、使わないでくださいね。
ブレンダーの上手な活用方法とは?使い方を説明します

ブレンダーの機能はつぶす、混ぜる、切る、液状にする、泡立てるなど実に様々です。
一台あるだけで手間のかかる料理の工程を短くしてくれるので、忙しい朝や赤ちゃんの離乳食、栄養をこわさずにスムージーを作るなど工夫しだいで大活躍の優れもの。
ブレンダーには、据え置きタイプとハンディータイプがあります。
据え置きタイプは上部のガラス容器に食材を入れて本体のボタンを押すだけ。
まんべんなく撹拌しながら一気に混ぜたり切ったりができるので、家族の人数が多い家庭や作り置きを多めにしたい場合などに重宝します。
ハンディータイプは、片手で使えるのが最大のメリット。
機能別にアタッチメントが付いているので、先端にアタッチメントをつけて本体のスイッチを押せばOK。
鍋やボウルの中に直接入れることができるので、洗い物が減るのも忙しいときや疲れているときには嬉しいですよね。
ちなみに、ミキサーは基本的にはブレンダーと同じ機能を持っています。
日本ではミキサーとブレンダーが区別されていますが、海外ではミキサーのこともブレンダーと言います。
しかし、最近日本ではブレンダーの人気が高まり、スライスやおろし機能が付いた機種やコードレスタイプも発売されています。
もはやミキサーとは一線を画すものになってきているブレンダー。
今まで自分の手で食材を切ったり混ぜたりつぶしたりしていたところを、全部ブレンダーが代わってくれます。
時短にもなり、怪我ややけどの心配もないので料理の強い味方になってくれますよ。