赤ちゃんを連れて外出するときにミルクの冷やし方について悩んだことありませんか?
今は水道のあるベビールームなども見かけますが、冷やすのに時間がかかったり、その間赤ちゃんがギャン泣きしてしまったりと大変ですよね。
最も楽なのは「出来上がり量の半分ほどのお湯でミルクの粉を溶かしてから湯冷ましで割る」方法です。
今回は外出時のミルクの冷やし方や割るための水は何がよいのか、作り置きの場合の保存時間についてお話ししていきたいと思います。
外出先でのミルクの冷まし方・早く冷めるのは「作ってから水で割る」

普段通りお湯のみで作って、化粧室などの水道で冷ますという人もいるかと思います。
しかし水道がないときはどうしたらよいのか悩みますよね。
最も効率的なのは、出来上がり量の半分ほどのお湯でミルクの粉を溶かして水で割るという方法です。
私は外出時、いつもこの方法でミルクを作っています。
外出するときはミルク缶を持っていくと荷物になるので、スティックタイプの1本で100ml作ることができる粉末ミルクを準備しておくと便利です。
あとはお湯を入れた水筒と、それとは別に湯冷ましを入れた水筒を持っていくのがよいでしょう。
ちなみにミルクを冷ますのに向いている哺乳瓶はガラス製のものです。
プラスチック製のものは軽くて持ちやすいですが、ガラス製のものに比べると冷ましずらく時間がかかります。
外出先では冷ますのに時間がかかるのは避けたいと思うので、ぜひガラス製の哺乳瓶を準備するようにしてください。
ミルクを水で割って作る方法
準備するもの(200ml)
- 粉ミルク 200ml分
- お湯 100ml
- 湯冷まし 100ml
※お湯と湯冷ましの割合は一対一です。
作り方
- 哺乳瓶に200ml分の粉ミルクを入れる。
- お湯を100mlまで入れて、哺乳瓶を振って粉ミルクを溶かす。
- 湯冷ましを100ml入れる。
使うのは湯冷まし?ミネラルウォーター?

できる限り、湯冷ましを使うようにしましょう。
市販のミネラルウォーターはミネラルやカリウムなどのミネラル成分が多く含まれているため、赤ちゃんの腎臓に負担がかかってしまうようです。
とはいえ、すべてのミネラルウォーターがミルク作りに適していないというわけではなく、いわゆる軟水は使っても問題ありません。
ミルク作りに使ってもよいミネラルウォーターは例えば
- 信州安曇野の天然水
- 南アルプスの天然水
- 富士山のバナジウム天然水
などです。
これらは硬度が低く、ミネラル量も少ないのでミルク作りに使えます。
日本のミネラルウォーターは軟水のものが多いです。
ボトルに記載されているのが硬水なのか、軟水なのかをしっかりと確認するようにしてください。
またドラッグストアやベビー用品店には赤ちゃん用のお水があるので、それらを購入するのもよいでしょう。
赤ちゃん用品店のものであれば安心して使えますし、ドラッグストアにもあるということなので、ぜひ探してみてください。
作ったミルクを放置しておくのはダメなの?

作り置きは絶対にしてはいけないというわけではありません。
世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)によって定められた「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」には、「調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄すること。」とあります。
ということで、常温で2時間程度であれば問題ないです。
作ったミルクを長時間放置すると哺乳瓶の中で菌が繁殖してしまうため、常温で2時間以上経ってしまった場合には廃棄するようにしましょう。
また常温ではなく冷蔵庫で保存をする場合、5℃以下であれば24時間の保存が可能となります。
5℃以下ということなので、ドアポケットなどの温度が変わりやすいところには置かないようにしてください。
産まれたばかりの赤ちゃんは飲み残すこともあるので、保存可能時間を覚えておくとよいでしょう。
まとめ
今回は外出時のミルクの冷まし方と水の種類、作り置きの保存時間についてお話ししました。
外出したときに最も効率的なミルクの作り方は、「出来上がり量の半分量のお湯で粉ミルクを溶かして湯冷ましで割る」方法です。
割るための水はミネラルウォーターでもよいですが、軟水で出来る限りミネラルが少ないものを選びましょう。
硬水のミネラルウォーターにはミネラルが多く含まれており、赤ちゃんの未発達な腎臓に負担をかけてしまうことがあります。
またミルクの作り置きに関しては、常温で2時間以内であれば問題ないです。
それ以上経過すると哺乳瓶内で菌が繁殖してしまいます。
調乳後2時間以上経過しているミルクについては廃棄するようにしてください。
冷蔵庫で保存する場合、5℃以下であれば24時間もちます。
開閉するときに外部の空気が入り温度が変わりやすいドアポケットは、ミルクの保存にむかないので置かないようにしましょう。
外出時のミルク作りは大変なイメージがありますが、工夫して少しでも作りやすくしていきたいですね!