冬の暖房の節約温度は20度がおすすめです。
ただ20度だと十分に部屋が暖かくならない、でも節約もしたい。
部屋が寒いとなかなか心も休まらないですよね。
そもそもなぜ20度なのか。
ここでは
- 暖房の節約温度が20度の理由
- 設定温度20度でも快適に過ごす方法
- 設定温度で電気代はどれくらい変わるのか
などをご説明していきます。
暖房の節約温度といえば何度?

暖房の節約温度は20度が良いとされています。
これは環境省が推奨している数値なのです。
あくまでも目安なので、外気温や建物の立地条件によって設定温度を調節するようにしましょう。
また、暖房の設定温度を1度下げるだけで約10%の消費電力を削減し、CO2の発生も抑えられるそう。
環境のためにも設定温度を高くしすぎないよう意識していきたいところですね。
しかし、実際に室温が20度というのは肌寒さを感じる方も多くいらっしゃると思います。
そこで設定温度20度でも快適に過ごすコツを見ていきましょう。
設定温度20度で快適に過ごすコツ!

設定温度20度で快適に過ごすコツは
- 運転モードを「自動運転」にする
- 風向きを下に設定する
- サーキュレーターを使う
- 窓ガラスに断熱対策する
- 部屋を加湿する
の5つ。
運転モードを自動にすることで設定温度に達したあと、自動的に弱運転や送風運転に切り替えてくれますよ。
また暖かい空気は上にたまる性質があるので、風向きを下向きにして空気を循環させることで効率的に部屋を暖めることができます。
さらにサーキュレーターを使うことで空気循環が活発になり、より効率的に部屋を暖めることができるのです。
また窓ガラスに断熱材を設置することで暖かい空気が窓から逃げることもなく、窓からの冷気も抑えてくれますよ。
断熱材はホームセンターでも購入できますが、最近では100円均一でも売られ始めてるので簡単に手に入れることができますね。
最後は加湿です。
加湿することで寒さを和らげる効果も期待でき、暖房を使うことで乾燥もするので体調管理の上でも加湿は重要といえるでしょう。
エアコン・暖房の電気代って温度でどれくらい変わる?

設定温度を1度下げることで、5〜10%ほどの節約が可能です。
資源エネルギー庁によると、設定温度を21度から20度に下げた場合、年間約1,430円の節約になるそうですよ。
また、1日の使用時間を1時間短縮するだけで年間約1,100円の節約になるそう。
ただ設定温度下げると十分に暖かくならない場合がありますよね。
そんなときは他の暖房器具などを併用して使うことで暖を得ることができます。
サーキュレーターやこたつは消費電力が比較的少ないので、上手に併用することで電気代の節約も期待できますよ。
しかし床暖房や電気ストーブは多くの電力を消費するため、併用することで電気代が高くついてしまう可能性があるのでお気をつけください。
まとめ

暖房の節約温度は20度が良いとされています。
設定温度を1度下げるだけで5〜10%ほどの節約が可能で、また約10%の消費電力を削減し、CO2の発生も抑えることができるのです。
環境のためにも20度もしくはそれ以下を設定温度にしたいところですが、実際はそれだと寒いですよね。
そんなときは
- 運転モードを「自動運転」にする
- 風向きを下に設定する
- サーキュレーターを使う
- 窓ガラスに断熱対策する
- 部屋を加湿する
の5つのコツを取り入れてみてください。
それでも十分に暖を取れないときは他の暖房器具などを併用しましょう。
ただ併用する製品によっては電気代がかなり高くついてしまうので注意が必要です。
部屋が暖かいと心が落ち着きますよね。
ぜひお財布にも環境にも優しい、暖かく快適な部屋づくりの参考にしてみてくださいね。