ガスファンヒーターって冬は早く温まって最高のアイテムですよね!
そんな快適なアイテムも「匂いが臭い」ときってありますよね。
原因の一つとされているのは、ペンキや防水スプレーに含まれる石油由来の物質です!
今回の記事では、その匂いの原因や、対処方法について書かせていただきます。
ガスファンヒーターが臭いときの原因は?
焦げ臭い場合…
機器内部に溜まったホコリが原因の可能性があります。
ガスファンヒーターはファンを勢いよく回転させて部屋を温めることになります。
温かい空気を吐き出すと同時に吐き出した空気の同じ量の空気を部屋から吸い込みます。
このときに一緒にホコリを吸い込んでしまうため、ガスファンヒーター内部の燃焼室と言われる部分にそのホコリが貯まり、それが燃えて焦げ臭い匂いが発生します。
ホコリが舞いやすいとされているフローリングや、飼っているペットの毛も吸い込むので要注意です。
タバコ臭い場合も原理は同じで、タバコの煙も内部に吸い込まれます。
ホコリと一緒にタバコのヤニ汚れがベットリこびり付いて、ガスファンヒーターを作動させたときに、それが燃えて、タバコ臭くなります。
ガス臭い場合…
機器と壁をつないでいるガスのホースに亀裂や穴が入っていたり、しっかりと接続されていなかったりするとそこからガスが漏れているためです。
ホースもこまめにチェックすることをおすすめします。
ガスファンヒーターがある家で、ペンキや防水スプレーは使っちゃだめ?
冒頭部分にも書いたとおり、塗料に含まれる石油由来の物質で、その物質が部屋に浮遊している状態でガスファンヒーターを点火するとガスが燃焼すると同時に、その石油由来の物質が化学反応したことによる匂いで臭くなるのです。
(ガスファンヒーターだけでなく、ガスストーブでもガスコンロでも燃料が同じなので、匂いの強さの違いはあれど、同じ現象がおきます)
自分の家にいるときなら気をつけることもできますが、例えばご近所で壁の塗替えをしているときも注意です。(気密性の高いお家でも、サッシの隙間や、トイレやお風呂の空気通気口から、家の中へと入ってくるので。)
塗料を例に上げましたが、マニキュアや衣類のしみ抜き、シール剥がし液や汚れ落としにも石油由来の物質が使われています。
また防水スプレーに限らず、スプレーや化学薬品、防虫剤は使用しないでください。
機器の故障の原因にもなりますが、フロンガスや塩素系溶剤は腐食性ガスが発生します。
金属が錆びたり、健康を害してしまいます。
ガスファンヒーターを使う際には気をつけて下さいね。
ガスファンヒーターが臭いとき掃除はどうする?
ガスファンヒーターのご家庭でのお手入れとしましては、その機器の説明書をよく読んでから行ってください。
一般的には、まずはエアーフィルターのお掃除です。
ネジで止められている場合はネジを外してください。そして、掃除機でエアーフィルターの汚れをよく吸い取ってください。
ホコリ以外の油汚れなどは中性洗剤を使って洗ってから、しっかりと乾燥をさせてからはめて戻してください。
直接エアーフィルターを濡れた布巾などで拭くと、目づまりを起こしてしまい吸気が不十分になりますので、必ずエアーフィルターを外して行ってください。
ガスファンヒーター本体の前面にある温風吹き出し口は、掃除機でホコリを吸い取ってから、柔らかい布で拭いてお掃除をしてください。
内部のお掃除の際には注意が必要ですので専門業者さんに依頼をして下さい。
まとめ
ガスファンヒーターは使い方やお手入れ状況にもよりますが、10年を目処に買い替えをしたほうが良いとされています。
日常のお手入れはガスファンヒーターの取扱説明書で確認をしてから実施してください。
2〜3年に一度は専門業者さんに依頼をして内部清掃をしていただくと、「修理対応で大丈夫!」や「部品がないので替えどきです」など、アドバイスもいただけますよ!
寒い冬を暖かくて、安心安全に過ごすためにも、使う前や使ってないときのお手入れをしっかりしていきましょう。