ファンヒーターの消し忘れは機種によって危険ものとそれほど危険ではないものがあります。
セラミックファンヒーターのような電気で熱を発生させるものだったら消し忘れてもそれほど問題はありません。
安全というわけではありませんが、火事になる可能性は低いです。
逆に石油やガスのファンヒーターは消し忘れることで火事になる危険があります。
ただこういった機種とは別で、他にも火事を引き起こす原因があるので必ずしもセラミックファンヒーターなら消し忘れても安全と言うものはありません。
ファンヒーターの消し忘れで火事になったりする?

まず、石油ファンヒーターは消し忘れてしまうとかなり危険です。
外出したり、長時間ファンヒーターから離れるときは必ず消しましょう。
また石油ファンヒーターは燃焼するときに室内の空気を取り入れ、取り入れた空気はそのまま室内に吐き出されます。
なので窓などを閉め切ったまま使い続けると一酸化炭素中毒になってしまう危険があります。
使用するときは必ず換気し、外出するときや長時間離れるときは消してください。
他にも給油するときに電源を消さないでそのまま給油するとかなり危ないです。
よって石油ファンヒーターは消し忘れと取扱いに気を付けましょう。
ガスファンヒーターも消し忘れてしまうと火事になる危険があります。
それだけでなくガスファンヒーターはガスを使っているので消し忘れたまま外出すると、帰宅したときにガスの臭いが充満していて気分を悪くする危険もあります。
なので石油ファンヒーターと同様に使用するときは換気もして、外出するときは消し忘れないようにしましょう。
セラミックファンヒーターは電気で熱を出すので消し忘れたとしても火事の危険はほとんどがありません。
ただし室内を乾燥させるので、付けっぱなしにしたまま外出して帰って来てからも普通にその部屋で過ごすと喉を傷める危険があります。
なので使うときは加湿器も一緒に使うなどの対策をしましょう。
と言ってもセラミックファンヒーターだからと言って火事の危険が完全にないとは言い切れません。
なぜなら洗濯物をファンヒーターで乾かそうとして近くに干していたり、ファンヒーターの近くに可燃物やスプレー缶が置いてあると機種に限らず熱を発するものに共通して危険だからです。
石油ファンヒーターとガスファンヒーターは言わずもがな危険ですが、セラミックファンヒーターでもファンヒーター本体に落ちてきた洗濯物や近くにあった新聞紙などが被さるだけで火事になる危険があるからです。
消し忘れは確かに危険ですが、常日頃からこういった燃えやすいものが近くにあるのも危険ですので、普段から燃えやすいものは近くに置かないようにしましょう。
ガスファンヒーターとセラミックファンヒーターで違う?

ガスファンヒーターはガスを燃料にしたファンヒーターです。
なので使っている間は少しだけガスの臭さがあります。
長時間窓などを閉め切ったまま使用するとガス臭さから気分が悪くなってしまうこともあるので適度に換気が必要です。
使う際はガスのホースを繋げなければいけません。
機器によって都市ガス用とプロパンガス用があるので、使うガスの種類に合った機器を用意する必要があります。
ガスファンヒーターは放出する熱が高いので、電源を点けてから部屋が暖まるまでの時間が短いです。
使っているときは水蒸気も出すので部屋が乾燥しないメリットもあります。
でも使うときはガスのホースを繋げなければいけないので、ホースの届かないところや繋げるためのガス栓がないところには持ち運ぶことができません。
セラミックファンヒーターは電気で熱を発生させるのでガスファンヒーターのようなホースや栓などの手間はありません。
ただし火事などの危険が低い分、熱量などはガスファンヒーターに劣ります。
しかし場所の制約があるガスファンヒーターと違って、大型から小型まで大小さまざまあり、どこへでも運ぶことができるので好きな場所へ持っていくことができます。
でも水蒸気を発生させないので、乾燥肌の人や喉を傷めやすい人は同時に加湿器も使った方がいいです。
また、費用面でどちらが安い、というのは正直よく分かりません。
なぜならガスファンヒーターはガス会社によってガス料金が大きく変わってくるからです。
安いガス会社だとセラミックファンヒーターよりもかかるお金は低くなりますが、高いガス会社だとセラミックファンヒーターの方が安い電気代で済みます。
ファンヒーターを付けっ放しで外出してもOK?

結局のところ、ファンヒーターを付けっ放しにして外出していいかと言うと、セラミックファンヒーターで近くに可燃物が置いていなかったり洗濯物を干していなければ大丈夫だと思います。
ただし石油ファンヒーターとガスファンヒーターはちゃんと消していくようにしてください。
セラミックファンヒーターは付けっ放しにして火事になったという事例はほとんどありませんが、帰ってきたら上に干していた洗濯物が被さっていて焦げていた、とうことがあったそうです。
なので近くに燃えやすいものがない状態だったら付けっ放しにしても大丈夫です。
もしセラミックファンヒーターで洗濯物を乾かしたいようでしたら、誰かが家にいる間に干して乾かすようにしましょう。
あとはセラミックファンヒーターはガスファンヒーターと違って、稼働しているときに水蒸気を出さないので、使用している間はどんどん空気が乾燥していきます。
なので肌が乾燥に弱い人は家に帰って来た時にカラカラの空気の影響を受けやすいのです。
そういうのが辛いという人は消してから外出した方がいいかもしれません。
まとめ
ファンヒーターに限らずすべての家電製品に言えることですが、コンセントとのコードがねじれていたり他のコードと絡まりまくっていたり、銅銭がむき出しになっているとそこから火事に発展する危険もあります。
なのでぱっと見てどれがどのコードか分かるくらい綺麗にしておいた方がいいでしょう。
また、セラミックファンヒーターを選ぶ場合は転倒オフ機能が付いているものがいいです。
セラミックファンヒーターは様々なサイズのものがあるので、小型を選ばれる場合は特にこの機能が付いる方が安全です。