山芋は身体にいいとされていますし、とろろにすると流し込むように食べられるので、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
しかしあまりに食べ過ぎるとおならがでて困ったり、ひどいときは吐き気や嘔吐、下痢などの症状が出てしまうことがあるんです。
どんなに身体にいいものでもやはり食べ過ぎはよくないですし、山芋も1日50gほどで十分な栄養素を摂ることができます。
今回は山芋の食べ過ぎでどのようなことが起きるのか、毎日食べるとしたらどのくらい食べてもよいのかについてお話ししていきたいと思います。
山芋も食べすぎるとどうなる?おなら、下痢や吐き気なども
山芋は便秘改善、老化防止、滋養強壮、免疫機能の増強などの素晴らしい効果がありますが、食べ過ぎるとおならが出たりすることがあります。
おならがでること自体は健康に害をもたらすことではありませんし、むしろ腸の働きが良くなった証拠でもあるので特別気にかけることはないでしょう。
ですが、食べすぎによるアレルギーを引き起こした場合は注意しなければなりません。
どのようなアレルギーでも突然発症することはありますよね。
花粉症などのアレルギーと同様、山芋も毎日食べていればアレルギーを発症したり、身体に異変が起きたりします。
山芋を食べて吐き気や嘔吐、下痢などの症状が出た場合はアレルギーの可能性が高いです。
そのような症状が出た場合、山芋を食べるのは控えて医療機関に受診しましょう。
アレルギーは皮膚に反応が出ることもあります。
例えば私は花粉症がひどく、発熱と共に蕁麻疹が全身に出てしまったことがありました。
山芋も例外ではありませんので、何か異変を感じた場合は無理に我慢せずお医者さんに相談しましょう。
また山芋の調理中に手が痒くなる人もいると思いますが、あれはアレルギーではありません。
山芋に含まれているシュウ酸カルシウムという成分が皮膚に触り、チクチクとした症状を引き起こすのです。
シュウ酸カルシウムは熱や酸に弱い性質を持っているため、調理前に山芋を酢水につけることで軽減できます。
アレルギーになってしまうと、どれだけ食べたくても我慢しなければならないので、食べる量はほどほどにしておいたほうがよいですね。
山芋を毎日食べるとしたら量はどれくらい?
山芋の食べすぎに注意しつつ毎日食べるとしたら、1日に50gほどでしょう。
小鉢1杯が約100gなので、とろろにすると小鉢1/2杯ほどの分量です。
そのくらいであれば食べすぎにはなりませんし、十分な栄養を摂ることができます。
いくら山芋が身体にいい食物とはいえ、やはり食べすぎはよくないですから、分量に気を付けて食べるようにしてください。
山芋のおいしい食べ方は?
山芋というとすりおろしてとろろにするのが王道だと思いますが、他にもおいしい食べ方はあるんです。
山芋をとろろ以外でおいしく食べられるレシピを2つご紹介します。
山芋ステーキ
~材料(2人分)~
山芋 300g
バター 15g
☆塩 少々
☆ガーリックパウダー 少々
☆ブラックペッパー 少々
☆めんつゆ(3倍濃縮) 20g~30g
~作り方~
- 山芋の皮をむき、1㎝程度にスライスする。
- フライパンにバターを入れて熱したのち、山芋を加え両面に焼き色を付ける。
- 火を弱めて☆をすべて加え、水分が飛ぶまで焼く。
山芋グラタン
~材料(直径8.5㎝ほどのココット2つ分)~
山芋 100g
ネギ 1/2本
ベーコン 2枚
卵 1個
薄口しょうゆ 小さじ1/2
ミックスチーズ お好みで
サラダ油 小さじ1
塩コショウ 少々
~作り方~
- 長ねぎを斜め切り、ベーコンは短冊切りにする。
- 山芋をすりおろし、薄口しょうゆと卵を加え混ぜ合わせる。
- フライパンにサラダ油を入れて熱し、ベーコンと長ねぎを加え、塩コショウで炒める。
- 耐熱皿に3、2の順番に入れて、ミックスチーズをかけて、トースターで焼き色が付くまで約10分ほど焼く。
まとめ
今回は山芋の食べ過ぎでどのようなことが起こるのか、毎日食べるとしたらどれくらい食べても問題ないのか、についてご紹介しました。
山芋は分量に気をつければ便秘改善、老化防止、滋養強壮、免疫機能の増強などの効果が見られる素晴らしい食材です。
しかし食べ過ぎるとおならが止まらなくなってしまったりして、困ることもあります。
おならが出ても恥ずかしい思いをするくらいで済みますが、ひどいときはアレルギーを発症して吐き気や嘔吐、下痢などの症状を引き起こすこともあるので、食べる量には気をつけなければなりません。
では毎日食べるとしたらどれくらいが最適かについてですが、1日50gほどで十分な栄養を摂ることができます。
とろろにすると小鉢1/2杯分です。
とろろ以外の調理法で山芋をおいしく食べる方法についてもお話ししました。
山芋ステーキや山芋グラタンは簡単においしく作ることができるのでおススメです。
ぜひ作ってみてくださいね!
身体によい食材ではありますが、適度な分量をこころがけて食べすぎには注意するようにしましょう。