キーレス、またはスマートキーの電池が切れてしまっても、エマージェンシーキーなどを使用してエンジンをかけることができます。
慌ててしまうとディーラーやJAFなどを呼びたくなりますが、冷静に対処すれば大丈夫です。
そこで今回は、主要なメーカーを例に、キーレスの電池が切れてしまった時のエンジンのかけ方を紹介します。
文字の手順だけだとイメージしにくいため、説明の動画もあわせて載せておきます。
また、キーレスの電池が切れた時のエンジンのかけ方は、メルセデスなどの外車でも基本的には変わりません。
そこで、メルセデスベンツを例に、外車のキーレスが電池切れしたときのエンジンのかけ方も取り上げます。
電池切れのときのエンジンのかけ方【メーカー別】

ここでは、代表的な5つのメーカーである、ホンダ、ダイハツ、トヨタ、日産、スズキを取り上げますが、大きな流れはどのメーカーも変わりません。
ホンダの場合
https://www.honda.co.jp/ownersmanual/webom/jpn/n-box/2018/details/136139090-27205.html
- スマートキーからエマージェンシーキーを取り出し、ドアを開けます。
- シフトが「P(パーキング)」であることを確認します。
- エンジンスイッチを押します。すると「ピー」とブザーが鳴り、エンジンスイッチが、30秒ほど点滅します。
- エンジンスイッチが点滅している間に、スマートキーのエンブレムをエンジンスイッチにかざします。「ピッ」とブザーが鳴り、エンジンスイッチが約10秒間点灯します。
- エンジンスイッチが点灯している間に、右足でブレーキペダルを踏みながら、エンジンスイッチを押します。
ダイハツの場合
https://www.daihatsu.co.jp/service/carlife/carlife_1.htm
- スマートキーからエマージェンシーキーを取り出し、ドアを開けます。
- シフトが「P(パーキング)」であることを確認します。
- スマートキーをエンジンスイッチにかざします。
- 取り出したエマージェンシーキーをエンジンスイッチに差し込みます。
- 右足でブレーキを踏みつつ、エンジンスイッチを押したまま“START”の位置まで回します。
※エマージェンシーキーを使用したあとは、忘れずにスマートキーに格納してください。
トヨタの場合
https://faq.toyota.jp/faq/show/2378?category_id=1&site_domain=default
- スマートキーからエマージェンシーキーを取り出し、ドアを開けます。
- シフトが「P(パーキング)」であることを確認します。
- ブレーキペダルを踏みながら、スマートキーのトヨタマークのある面でエンジンスイッチに触れます。
- スマートエントリー&スタートシステムのインジケーター(表示灯)が緑色に点灯しますので、ブレーキペダルを強く踏みながらエンジンスイッチを押します。
日産の場合
https://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVIOM/SERENA_SPECIAL/index.html#!page?c27j1-2f074a43-44d9-4694-a2ba-767a67fe5868
- スマートキーからエマージェンシーキーを取り出し、ドアを開けます。
- シフトが「P(パーキング)」であることを確認します。
- ブレーキペダルを踏み、スマートキーの”NISSAN”のロゴマークの裏面をエンジンスイッチにかざします(ブザーが“ピピッ”と鳴ります)。
- ブザーが鳴ってから10秒以内に、ブレーキペダルをしっかりと踏みながら、エンジンスイッチを押します。
スズキの場合
https://www.suzuki.co.jp/dealer/32202951.sekito-suzuki/blog/detail/?id=3178
- スマートキーからエマージェンシーキーを取り出し、ドアを開けます。
- シフトが「P(パーキング)」であることを確認します。
- ブレーキを踏んでエンジンスイッチを押します。
- スマートキーをエンジンスイッチにかざします。
エンジンのかけ方動画【ベンツの場合】でもかけられる?

メルセデスベンツなど外車のキーレスやスマートキーが電池切れした時も、日本車と同じ流れでエンジンをかけることができます。
https://faq.mercedes-benz.co.jp/faq/show/17336?site_domain=default
- スマートキーからエマージェンシーキーを取り出し、ドアを開けます。
- シフトが「P(パーキング)」であることを確認します
- エンジンスイッチから、ボタンを外します。
- ボタンを外した後の鍵穴に、スマートキーから取り出したエマージェンシーキーを差し込みます。
- そのまま右にひねるとエンジンがかかります。
まとめ

今回は、キーレス、またはスマートキーの電池が切れてしまった時のエンジンの掛け方を紹介してきました。
どのメーカーでも基本的には同じ手順でエンジンをかけることができます。
- スマートキーに内蔵されているエマージェンシーキーを取り出し、ドアを開ける。
- シフトが「P(パーキング)」であることを確認する。
- ブレーキペダルを踏みながら、スマートキーをエンジンスイッチにかざす。
また、メルセデスなどの外車の場合も、基本的な流れは日本車と同じです。
ただし、今回紹介した方法は、あくまでも緊急時の対応です。
エマージェンシーキーでドアを開けるとセキュリティーアラームが鳴る車もあります。
セキュリティーアラームが鳴ると、近所の人が車上荒らしと誤解して通報してしまうかもしれません。
キーレス、またはスマートキーの電池が減ってきたら、すぐに電池を交換するようにしましょう。