小銭を両替する裏技として、入金して出金するという方法があります。
せっかく貯めた小銭を両替するのに、高い手数料を取られてしまうのは、本末転倒ですよね。
近年手数料が高くなっている銀行に対して、手数料をなるべく回避し、貯めた小銭を自分の手元に残せるようにしたいものです。
そこで今回は、小銭を両替する裏技やatmや郵便局での両替についてご紹介していきます。
貯めた小銭の上手な使い方も合わせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
小銭を両替する裏技を紹介!

小銭を両替する裏技は、両替するのではなく、入金して出金するという方法です。
実は「両替」という名目で手続きをすると、少ない枚数でも手数料が取られてしまうことが多いです。
「両替」をすると手続き自体は1つで済みますが、せっかく貯金した小銭を両替するのに、余分な手数料を支払いたくはないですよね。
一方、「入金・出金」という名目で手続きを行なったほうが、手続き自体は2つになりますが、手数料が少なくて済むことがほとんどです。
そのため、たくさんの小銭貯金を両替したい時は、入金して出金するという方法を私はおすすめします。
- 窓口や硬貨取扱のあるatmを使って、自分の口座に小銭を入金
- 出金する際に、窓口で金種を指定してお金を出金(金種の指定がなければ、atmでも出金可能)
この方法で、両替と同じように金種を変えることができます。
入金する際に注意することとしては、窓口では入金手数料(大量硬貨取扱手数料)や金種指定料金を取られてしまうことがあるということです。
しかし、atmなら1度に硬貨100枚まで入金できて1日の回数制限なし、無料で入金することができます。
atmでの硬貨入金については、次の章で紹介していきますので、詳しく見ていきましょう。
atmで小銭の入金はできる?

atmで小銭を入金することは可能です。
ただ、硬貨の取扱いがないatmもあるので、小銭を入金したい場合は、事前に行く予定のatmが硬貨の取扱いがあるかどうかを確認しておくことをおすすめします。
また、硬貨の取扱い可能時間や、1度に入金できる硬貨の枚数も、金融機関によって違いがあるため、あわせて確認しておくとスムーズに入金処理ができますよ。
主要な金融機関のatmでの硬貨取扱い情報については、下記を参考にしてみてください。
銀行名 | 硬貨取扱時間 | 入金上限枚数 | 手数料 | 参考URL |
---|---|---|---|---|
三井住友 | 平日8:45〜18:00 | 硬貨100枚まで/回 (500円硬貨は75枚) | 入出金無料 | 三井住友公式HP |
三菱UFJ | 平日8:45〜18:00 | 硬貨100枚まで/回 | 入出金無料 | 三菱UFJ公式HP |
りそな | 平日8:45~18:00 | 硬貨100枚まで/回 | 入出金無料 | りそな公式HP |
みずほ | 〈入金〉 平日8:45~18:00、 かつATMコーナーの営業時間内 〈出金〉 店舗内ATMコーナーの営業時間内 | 硬貨100枚まで/回 | 入金無料 出金については所定の手数料が発生。 | みずほ公式HP |
ゆうちょ | 平日7:00~18:00 | 硬貨100枚まで/回 | 〈入金〉 1~25 枚:110円 26~50 枚 :220 円 51~100 枚 :330 円 〈出金〉 1 枚以上 110 円 ※1回の手続きごとに手数料がかかる | ゆうちょ公式HP資料 |
窓口に硬貨を持っていくのが、少し恥ずかしいな、迷惑かな、なんて思う人も、atmなら他の人にみられることもなく、自分1人で処理が完結するので気持ちが楽になりますね。
ただ、大量の小銭を入金すると、いくら機械でも、少々時間はかかるのが事実です。
後ろに並んでいる人が沢山いるときは避けるなどの配慮をしたり、自分の時間に余裕のあるときに入金するのがいいでしょう。
恥ずかしい?郵便局で小銭貯金は迷惑なのか

恥ずかしいことではありません!郵便局で小銭貯金をする人は少なからずいます。
私も銀行員時代、お年玉やコツコツと貯めた小銭貯金を、入金しに来られるお客様を沢山対応しました。
また、貯金だけでなく、お店の売上などで、大量の硬貨を持って来られるお客様もいましたので、恥ずかしがることはありません。
ただ、窓口での大量の硬貨の入金となると、数える時間もかかるので少し大変ではありました。
もし、窓口に1度に沢山の硬貨を持っていきたい場合は、あらかじめ大量の硬貨を持っていく旨を電話などで伝えておくと親切かもしれません。
また、銀行が忙しいとされている、下記のタイミングも避けることができれば、より少ない待ち時間で済むと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
- 月末月初
- 年金支給日や給料日が重なるごとうび(5の倍数に該当する日)
- GWや連休前、連休明けの午前中
- 閉店間際
ただ、銀行の窓口の手数料は上がり続ける一方です。
郵便局も例外ではなく、2022年1月に硬貨取扱料金が新設されてしまい、硬貨入金の際に手数料がかかるようになりました。
50枚までの入金は無料ですが、それ以上の硬貨入金は手数料がかかってしましますので注意してください。
郵便局の両替は何枚まで無料?手数料は?

郵便局の両替は、サービスの一環であり、無料です。
そもそも、郵便局は業務としての両替を行なっていません。
そのため、両替手数料の規定などもなく、銀行や信用金庫とは違い、手数料がかからないのです。
しかし、注意しておかなければいけないのは、両替をしてくれる郵便局もあれば、そうでない郵便局もあるということです。
私も両替のために郵便局に行ったことがありますが、両替はやっていないと断られた経験が2度あります。
両替してもらうことができるかどうか、先に問い合わせをしてから行くとスムーズでしょう。
しかし、銀行では有料で行なっている手続きなのに、郵便局は無料となると両替してくれる店舗も少ないと思います。
入金する硬貨が50枚以内であれば、入金して出金する方法も試してみてくださいね。
この方法であれば、問い合わせすることなく、確実に両替ができますよ。
たまった小銭はどうする?うまく使う方法

せっかくたまった小銭貯金、うまく使う方法として、チャージをして電子マネーに変えてみるのはどうでしょう。
交通系電子マネーであれば駅構内でチャージすることができ、手数料もかかりません。
両替する際にかかる手間や手数料を考えると、現金を持つこと自体が面倒だなと思う人も少なくないと思います。
その証拠に、現金を持ち歩くより、電子決済をする人が増えて、昔に比べたら財布も小さくなっています。
理由としては、電子決済は履歴が残ることと、現金を出してお釣りをしまうという手間がかからないからです。
この際、現金を電子マネーに変えてしまえば、スマートな決済ができて、その後、小銭がまた貯まるといったことがありません。
また、
- セルフレジで使う
- 持ち歩いて、小銭が足りないときに使う
- 募金や賽銭に使う
- 上手く両替し、欲しかったものを買う
など他にも様々な使い方があります。
頑張って貯めた小銭貯金、知らぬ間にたまった小銭貯金、紹介した両替方法や上手な使い方を参考に、手数料がかからないように工夫して、上手く有効活用してみてください。