キャベツの黒い斑点は、実はカビではなくて、ポリフェノールなんです!
だから、安心して食べられるんですよー。
(ポリフェノールは植物が光合成を行うときにできる物質の総称で、緑茶に入っているカテキンや、大豆に入っているイソフラボンもポリフェノールの一種なんですって!)
炒めて良し、煮て良し、生で食べても良し。
万能なお野菜なのに、スーパーで購入するときも、一年を通してだいたい一玉200円前後とお買い得ですよね。
今回はそんなキャベツにたまーに見かける、黒い斑点や黒い線って何?って言うことや、
その原因、痛んだ状態のキャベツの見分け方をお話しさせていただきたいと思います。
キャベツの黒い斑点何これ、カビ?
先程、お話させていただきましたが、 黒い点はカビではなくポリフェノールです。
黒い点は内部黒変症状(正確には、ゴマ症と言われています。)と呼ばれていて、主に冬に成長して春先に収穫されるキャベツに出やすいんです。
原因は、はっきりしていないですが、キャベツに含まれるポリフェノールが環境によって受けたストレスが酸化することによっておこると言われています。
人間でもストレスがたまると、なかなか平常心保てませんものね。野菜も生き物ですから、同じですね。
黒い線とか入ってるものは?
こちらも、葉脈に沿って見つかることの多いかと思いますが、こちらは、黒い斑点と違い、キャベツのカルシウム不足が原因でおこります。
この黒い線は、キャベツだけでなく、大根、白菜、小松菜、ブロッコリー、チンゲン菜といったアブラナ科の野菜に起こりやすいそうです。(そういえば、一時期ネットニュースで白菜の黒い斑の正体!みたいなのが話題になってたこと思い出しました。)
で、このキャベツの黒い点々のとこって食べてもOK?
食べてもオッケーです。
ただ、黒い点や線が出ているものは、腐りやすい状態にはあるようです。早めに食べきりましょうね。
生で消費するのが難しいときは、ポトフに入れたり、野菜炒め、お好み焼きなどで消費しちゃいましょう。
そして、黒い斑点や線が出てないものに比べるとキャベツの味は落ちるそうです。食べるなら、少し味付けして食べるのがおすすめです。
あと、黒いシミみたいなものを見かけることがあると思います。
こちらは元々が茶色い斑点で、その部分から細菌が入りこみその部分が最後には腐ってしまいます。ただ、そのシミの部分を取ってしまえば食べられます。こちらも、生ではなく加熱をして食べましょう。
キャベツの黒い斑点は虫のせい?
斑点は先程からお話ししてた通り、虫のせいではありません。
が、しかし!
よく見るとちっちゃい虫や、虫の糞っていうパターンがあります。
しっかり洗って取り除いてから調理して食べましょう。中には、農薬が残っているのを心配される方もいらっしゃいますよね。
色の濃い外葉を剥がすとほとんど農薬はかかっていないとも言われています。
キャベツに使われる農薬は、水溶性で、名前の通り水にとけるので、気になる方は、流水で30秒ほどすすいでから使ってくださいね。
痛んだキャベツの見分け方
じゃぁ、痛んだキャベツの状態ってどんなんよ?ってなりますよね。
キャベツの切り口がヌメヌメしてる場合や、酸っぱい臭いがするのが腐った状態です。
もったいないから、腐った部分は切り取って無事な部分だけ食べよう!となった場合でも、生では食べないでください。見えないカビや雑菌で一杯です。捨てましょう。
まとめ
長々とお話しさせていただきましたが、要点をもう一度。
たまーに見かける、キャベツの黒い斑点はポリフェノールなので、たべられます!
黒い線は、カルシウム不足が原因でおこっているだけなので、食べられます!
黒いシミの部分は雑菌が入っている証拠なので、その部分は食べないでください。
野菜でも、お肉でも、お魚でも、お米でも、食べ物は、美味しく食べられるうちに、食べたいですね♪
お読みいただき、ありがとうございました!