そんなに暑いわけでもないのに、なぜか夜中に目が覚めると体が熱い、寝汗を大量にかいている、寝付けない、そんな症状でお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的に体のほてりなどの症状は、女性で多く見られやすいというイメージがあるかもしれませんが、実は男性でも見られることはあるのです。
ここでは、
「夜中に目が覚めると体熱い原因」
「男性でも更年期のような症状がある」
というテーマで、お話していこうと思います。
夜中に目がさめると体が熱いのはなぜ?原因は色々あります

睡眠中は自律神経のバランスやホルモンバランスが日中の活動時とは異なってきます。
また、これらの働きは無意識に調整されているのものです。
つまり、この辺の調整がうまくできないと、何かしらの症状が出てくると言えそうです。
では、この調整能力を乱す原因は何が考えられるでしょうか?
ストレス
日々の生活の中でストレスがつきものですが、過度なストレスは自律神経を乱すきっかけになります。
アルコールの飲みすぎ
お酒には、アセトアルデヒドという有害物質を発生せます。
アセトアルデヒドは肝臓内の酵素により酢酸となり、その後さらに水と二酸化炭素に分解されます。
これらは、呼気となって体外に排出されるため、寝汗も増え体熱感も感じやすくなるようです。
更年期障害
体のほてり、部分的な熱さと聞いて一番に思い浮かべられる原因かもしれませんね。
冒頭にも書いたように、従来は更年期障害と言えば女性というイメージがあったかもしれませんが、実は男性、そして若年層でも症状が見られることが分かっています。
更年期障害とは、ホルモンバランスの崩れが原因の症状です。
男性ホルモンのうち、特に更年期障害と深く関わりがあるホルモンは、テストステロンといわれるものです。
以上、夜中に目が覚めて体が熱い原因をいくつか挙げてみました。
熱さに伴い寝汗も多くかく可能性もありますので、逆に汗を放置して体が冷えないように気を付けましょう。
夜中に目がさめると体が熱い・男性でも更年期のような症状が?

ここでは、男性の更年期障害の症状に焦点を当てて見ていきたいと思います。
精神面の症状としては、不眠、イライラ、憂鬱、興味や意欲の消失などがあげられます。
この症状を見ると、うつ病と似ていますが、うつ病では痩せていくことが多いのに対し、更年期障害では太りやすいのが特徴です。
これは、男性ホルモンには肥満を抑える働きがあるのですが、その力が弱くなるために太りやすくなるためです。
身体面の症状としては、発汗、ほてり、関節痛、筋肉痛、性機能の低下などがあげられます。
ホルモンバランスの乱れが原因となるわけなので、治療としてはホルモン量の低下を防ぐような生活習慣の見直しや、ホルモン補充療法が検討されるようです。
夜中に目がさめると体が熱いのはなぜ?男性女性は関係なくおきるコレまとめ

ここでは、夜中に目が覚めると体が熱い原因と、その中でも特に更年期障害について詳しく見てきました。
加齢とともに、ホルモンバランスは崩れやすくなるので、その時の症状の度合いやご自身に合った対処法で上手に対応していってもらえたらと思います。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。