現在iPhoneで重さを量る無料アプリは、App Storeにはありませんでした。
以前には、iPhoneやAndroidの端末を用いて重さを量るアプリも開発されていたようですが、実用には至っていません。
小さな物等グラムを量る方法は、自宅にあるスケールを使うのが一般的です。
しかし、郵便物等配送料が発生するものは、正確な重さを知る為に郵便局やコンビニ、スーパーなど専用のはかりを常備している場所で量ってもらうのが賢明だと思います。
もし自宅にはかりがなかったら、どうやって量ればよいのでしょうか?
代用できるものがあれば、わざわざはかりを買わなくてもいいので便利ですよね。
その方法について紹介していきたいと思います。
重さを測るアプリで無料のものはある?

App Storeで検索しましたが、重さを量るアプリは見つかりませんでした。
ただ、色々調べてみると興味深いアプリがあったので、紹介します。
- Gravity
- Droid Scale
- Weight Scale Estimatorアプリ
- Plum-O-Meter
それでは、それぞれのアプリについて簡単に説明していきましょう。
Gravity
こちらは2015年に書かれた記事にあったものですが、当時のiPhoneの機能に搭載された感圧タッチ(Force Touch)を利用して重量を量ることができるアプリです。
スマホの上にスプーンを置き、スプーンに載せた物を、スマホの画面にかかる圧力を計算して重さを量るアプリです。
ただ、このアプリはAppleの公式認定を受けることができなかったのでダウンロードはできませんでした。
開発者であるRyanは、当時重さを量る実用的なアプリは存在せず、スマホの上に物を載せることに関するリスク等も考慮し、appleは容易に認可しなかったのだろうと公式認定を受けることができなかった理由について述べていたようです。
参考記事:【これは便利】「iPhone 」に物を乗せると、重さがはかれるアプリ
Droid Scale
これはAndroidの端末を重量計にするアプリのようですが、軽すぎると量れなかったり、実際のスケールで量ってみた時の誤差も大きく、実用向けにはならなかったようです。
Weight Scale Estimatorアプリ
これもAndroidの端末を重量計にするアプリですが、少し複雑そうです。
まず500gのものの傾きをスマホに認識させてから、スマホの上に置いた物の傾きを計算して重さを推察するアプリです。
実際の動画(weight scale estimator)もYouTubeにアップされていました。
Plum-O-Meter
こちらも、2015年に書かれた記事で、iPhone6に搭載せれている3D Touchで重さを量ることが出来るアプリと紹介されていました。
海外で話題になったアプリですが、説明された内容を見ると「Gravity」と似たアプリのようですが、こちらのアプリもApp Storeでダウンロードするには至らなかったようです。
幾つかのアプリを紹介しましたが、残念ながらいずれも実用向けには至っていません。
しかし端末の機能を理解し、そこから実用に向けて様々な発想をし、苦労や努力を惜しまない開発者の方々の心意気は素晴らしいものだと思いました。
今後、App Storeに実用向けの重力測定アプリが出てくることを楽しみにしたいと思います。
参考記事:iPhoneがハカリに変身? iPhoneに載せたモノの重さを測定できるアプリが海外でお目見え
郵便物の重さを測る方法

郵便物の重さを測る方法を幾つか調べてみました。
自宅にあるものを使って量る
- キッチンスケール(デジタル・アナログ(はかり)):~3㎏
- 体重計:一般的な体重計は20㎏~200㎏(20㎏以下は幼児用体重計を用いる為)
- 天秤:天秤を自作し、既に分かっている物の重さと比較して測る。
スケールを利用すれば、ほぼ正確な重さがはかれますが、比較しながらはかるという方法は誤差が生じてしまうリスクはありますね。
郵便局、コンビニ、スーパーで量る
郵便物の重さを量る上で、一番手間がかからない方法です。
郵便局やコンビニには、荷物を量るのに適したスケールを常備していますからね。
とはいえ、私達が事前に郵便物の重さを量りたい理由は、ひとえに配送料が気になるからです。
宅配を利用する機会はさほど多くないのですが、手間と時間を惜しむのであれば、自宅に郵便物を量れるスケールの1つは準備しておくのが一番だと思いました。
重さを測る方法いろいろ
では、はかりを使わないやり方はどんな方法があるのでしょうか?
『自宅にあるもので測る』の部分でも挙げましたが、天秤を作って比較するのが一番簡単だと思います。
天秤の作り方
- 菜ばしのような長めの棒と紐とクリップを用意します。
- クリップを2つ用意して紐に結んで付けます。
- 棒の両端に紐を結びつけて、品物を下げられるようにする。
- 棒の中央辺りに紐を結んで、棒のバランスが取れるとこを探して印をつける。
- 片側に測りたい物、もう片側に『おもり』を付けて、重さを量ります。
『おもり』になるものをいくつか挙げてみました。
アルカリ乾電池
- 単一アルカリ乾電池=約137g
- 単二アルカリ乾電池=約66g
- 単三アルカリ乾電池=約23g
- 単四アルカリ乾電池=約11g
硬貨
- 1円玉=1g
- 5円玉=3.75g
- 10円玉=4.5g
- 50円玉=4g
- 100円玉=4.8g
- 500円玉=7g
計量カップ(調理用)1カップ ※お米用計量カップではありません
- お米=170g前後
- 小麦粉=110g
- 上白糖=130g
- パン粉=40g
- 水、酒、だし汁=200g
iPhone
- iPhone11=194g
- iPhone11pro=188g
- iPhone13=173g
- iPhone13pro=203g
- iPhone15=171g
- iPhone15pro=187g
その他
- 500ミリペットボトル飲料=500g
- ハードカバーの単行本 (縦横約20cm×14cm)=約450g
いずれにしても正確さには欠けると思うので、あくまでも目安と考えた方がいいと思います。
iphoneで重さを測る無料アプリはない?まとめ
iPhoneで重さを量る無料アプリは、残念ながらありませんでした。
過去に開発者達の努力で、現在までに実用には至っていないアプリはあったものの、それに代わるものはまだ研究途中なのでしょう。
でも、こういった便利な道具を使わずに、物の重さを量ることを考えてみた時、誰しも思い浮かべるのは『天秤』の存在です。
様々な種類のスケールが販売されている中で、私達が小学生の頃に習った『天秤』を使って重さを量ればいいんだと考えることがとても面白いと感じました。
人は便利なものを次々に開発・作成しながらも、そこには必ず基盤・基礎となるものが存在する。
天秤なんて、幼い子供から高齢の方達まで、誰でも簡単に作って使えるのですから、先人の知恵というものは、本当に素晴らしいものだと思いますね。