大人になってから何かを学ぶことはとても大変なことだと思います。
勉強するということから何年も離れていたし、学生のように勉強に充てる時間もなかなか取れなかったりして、それが独学だと更にハードルが高いですね。
国家資格はその資格を取得した者のみが業務を行うことができる独占業務があります。
そして専門性が高いほど取得が難しいのです。
宅建士の資格も独占業務があり、世間の認知度が高く、求人需要がとても多いことから人気の高い国家資格です。
そこで気になるのが宅建試験の合格率ですよね。
『H30年、宅地建物取引士試験』の合格率は15.6%でした。
合格率15.6%だと6~7人に1人しか合格できないことになるので、
宅建試験に合格するのはとても難しいと思われるかもしれませんが、
試験勉強する時間を作り、コツコツと学習すれば手の届かない資格ではありません。
そして、宅建試験を受ける人の6割以上が独学者のようで、次いで通信講座、資格学校となっています。
多くの受験生の方が独学で頑張っているのですね。
独学で宅建試験に合格するためには、高い自己管理能力が大切です!
記念受験ってどうなの?宅建本当の合格率は意外と高かった
先ほど、宅建試験の合格率は15.6%とお話しましたが、
この合格率の低さには裏事情があるらしいです。
宅建試験は特別な受験資格がなく、誰でも簡単に受験することができます。
なので、「勉強はしていないけれど、とりあえず受験してみた」という
”記念受験”する人がたくさんいるのです。
そのために合格率が低くなってしまうのです。
この記念受験者を省くと…
なんと!合格率は30%程まで上がると考えられているようです!
ですが、やっぱり本気で受験勉強をしないと簡単には合格はできません。
なんと言っても『宅地建物取引士試験』は国家資格ですから!
宅建合格率の推移を見てみる
この10年間の合格率の推移を見てみると、15%~17%台の間なので、
平均的には15.5%~16.5%ぐらいで考えておくのがいいようです。
宅建試験の合格基準点は、その年によって変動します。
36点取れれば…と考えるより、40点を目標に本気で勉強しましょう!
実施年度 | 合格点 | 合格率 |
平成29年度 | 35点 | 15.60% |
28年度 | 35点 | 15.40% |
27年度 | 31点 | 15.40% |
26年度 | 32点 | 17.50% |
25年度 | 33点 | 15.30% |
24年度 | 33点 | 16.70% |
23年度 | 36点 | 16.10% |
22年度 | 36点 | 15.20% |
21年度 | 33点 | 17.90% |
20年度 | 33点 | 16.20% |
19年度 | 35点 | 17.30% |
宅建試験を実施している不動産適正取引推進機構のHPで、
過去10年間の試験実施概況URLを載せます。
参考にしてみてくださいね。
★試験実施概況 (過去10年間)
http://www.retio.or.jp/exam/pdf/zissigaikyo.pdf
2014年に宅建法改正があり、それに伴い2015年から宅地建物取引主任者から
宅地建物取引士に変更されました。
そのことにより宅建士の知識や能力の向上が求められているようです。
★宅建試験の問題及び正解番号表 (直近3ヶ年)
http://www.retio.or.jp/past/past_ques_ans.html
★学習のポイント
まず、出題範囲をしっかりと理解することが大事です。
理解した上で、その項目ごと細かに学習していきます。
基礎知識の習得、過去問題の頻出項目の学習、そして上記にありますように法改正や社会情勢の変化などを踏まえて、応用問題に対応できるようにすることが重要です。
★令和元年度宅地建物取引士資格試験については…
http://www.retio.or.jp/exam/index.html
独学で宅建士を目指している方へ
独学で勉強することはとても大変ですよね。
嫌になってしまったり、心が折れてしまうこともあると思います。
でも、どうか最後まで諦めないで『宅建士になる』という目標を達成してくださいね!
頑張っているみなさんの合格を祈っています!